補聴器を装用しているご本人の主観(よく聞こえる、聞こえにくいなど)は大切ですが、それだけでは補聴器の細かい調整や機種選定を正しく行うことはできません。聴力測定のように、定められた条件下で効果測定を行うことにより客観的に補聴器の適合状態を評価することができます。
補聴器を外した状態と装用した状態でどれくらい聞こえが改善されたか、
音場での装用閾値の測定や
語音明瞭度曲線の測定を行い、その結果から補聴器の微調整を行います。
音場での装用閾値の測定・・・小さい音がどのくらい聞こえているか、実際に補聴器の音がどのくらい大きくなっているかを知ることができます。
語音明瞭度曲線の測定・・・補聴器で言葉の聞き取りがどのくらい良くなっているか、普通の話し声で一番良く聞き取ることができるかどうかを知ることができます。